2015年6月29日月曜日

後藤美月

角田光代さんの「平凡」という本の装丁が気になり調べてみたところ、後藤美月さんというイラストレーターの方が担当していることがわかりました。


後藤美月さんは、他にも問題のあるレストランの小説の装丁イラストなど多くのお仕事をされていて、「プロフェッショナル イラストレーター集団 イラストレーターズ通信」会員でもあります。

また、TDG姉妹校の名古屋デザイナー学院出身だそうです。

グッズなども販売していてとても可愛いです。







個展もやったりしているようなので行ってみたいです。



2015年6月26日金曜日

米倉斉加年

以前ブログで触れた、米倉斉加年さんについて書こうと思います。

米倉さんを知ったきっかけは、作家である夢野久作のドグラ・マグラを読んだことがきっかけでした。
ドグラ・マグラの表紙の絵が米倉さんによるもので、その表紙もそうなのですが、少し奇抜な絵を描く方です。



なので、絵師だと思っていたのですが、改めて調べてみると、絵師以外にも俳優・演出家・絵本作家であることがわかりました。

大河ドラマや、朝ドラにもかなりでている方で私が絵師としてしか知らなかっただけで、有名な方のようです…。

ドグラ・マグラの表紙、ちょっと卑猥な感じですが、内容は精神分析のお話です。読んでる途中で、全部カタカナのみで書かれている章や、論文のような章もあって結構読みにくい小説です…。
そんな小説なのですが、夢野久作の世界観、雰囲気をよく表していると思います。

展示会などあれば行きたいです。



(ちなみにこの、少女地獄は面白いし、読みやすいのでオススメです。)





2015年6月24日水曜日

デザインに潜む美しさの法則

以前、タイポグラフィーの古屋先生が紹介していた本を読んでみました。
デザインの基礎知識が分かりやすく書かれていて非常に読みやすかったです。


主に、プロダクトデザイン、工業デザインからの視点で書かれていたのですが、グラフィックデザインに共通する所もあるのだろうなと思いながら読んでいました。

黄金比、白銀比や、日本人が好む形の比率など、一般的に知られているものやキャラクターを例に取り上げていてなるほどなと思いました。

この本を通して学んだことをいつか活かせたらいいなと思います。



JAGDA新人賞展 トークショー

JAGDA新人賞展の全体的な感想を書きたいと思います。

トークショーは、新人賞を受賞された、御三方と、グラフィックデザイナーの葛西薫さんの四人で行われました。田中さんが司会をして、1人ずつざっと、作品について説明していく形でした。

あとは、三人が葛西さんに聞きたいことを順に挙げていくコーナーがあり、そのうちの一つで、葛西さんからのダメ出しが欲しいという宮下さんの要望で、葛西さんが改善点などを挙げていました。
少し困った様子でしたが、なるほどと思うようなこともおっしゃっていました。

また、田中さんからの葛西さんに聞きたいこととして、グラフィックデザイナーとして大切なことはどのようなことなのかということを確か聞かれていて、やはり、睡眠は大事だと言うお話をされていました。
実際、本当に大事だよなと最近ひしひしと感じております。
が、しかし、睡眠は大事だという反面、葛西さんは追い込まれている時こそ良いものが出来たりもするとお話されていました。


今回、トークショーまで聞くことができて、本当に良い機会だったなあと思います。

ここで得たことをふと思い出す時が来たらいいなと思います。

寝ますっ!






2015年6月23日火曜日

JAGDA新人賞展3

最後に、宮下良介さんの作品を紹介します。
宮下さんは、雰囲気が俳優の新井浩文さんに似てました。
お人柄に、新井さんのようなゆるっとした印象を受けたのですが、作るものも幅広く柔軟性を感じました。

まずは、誰もが知っているであろうYKKの窓の広告を紹介します。

壁にたくさんのYKK広告が貼られていました。どれも面白いものが多かったです。


マド熟語というものがいくつかあり、数字の「四」を使うところを窓の絵に変えていて面白い発想だなと思いました。

同じようにシリーズの「窓の話でもしようか」というものがあり、中でも好きだったのがこちらです。
確かに…と思いました。

YKKの広告以外にも面白いものがたくさんありました。

宮下さん作の人形。


あとは体験型展示物。
女の子の体を触ってポーズを好きに変えられます。クマや骸骨も選択できます。

こんな感じで↓
ちなみに私は、コマネチしてもらいました。

それから、山Pと温水さんを起用したプリッツの広告。
2人の顔を混ぜて、その顔の割合によって名前も「山下洋一」などのように、変えていました。

宮下さんの作品は、面白いものが多くて紹介に少し偏ってしまいました…。
紹介したい作品はまだありますが、ここら辺にしておきます。


次にJAGDAの全体的な感想書きますー。





JAGDA新人賞展2訂正

画像がうまく表示されていなかったのでその画像をここに…。
1枚目

2枚目


2015年6月20日土曜日

JAGDA新人賞展2

続き。

次に、白元由佳さんの作品。
白元さんの作品は、どれも色使いが優しく、個人的に好きだなぁという感じでした。

まずこちら。
三角や四角の図形の組み合わせで、淡い色で着色されています。
いい色合わせだなぁ。

もう一つ。

これは、奥にある2つの箱にクッキーがパズルのように並んでいます。
食べ物が水色や桃色に染まっていて、外国のケーキのようで新鮮でした。
可愛いです。

あと印象的だったのがこれ。

これは、指輪のお店の広告だそうで、実際にお店に来たお客さんの手を撮影させてもらったそうです。
ただ、1番しわしわな手があるのですが、それは白元さんの90歳程の祖母様のお手手だそうです。

指輪の広告で、指輪を指にはめた写真を使った広告であれば、一般的にはシワがなく綺麗な手のモデルを使うと思うのですが、そこに、あえて綺麗な手を使用するのではなく、様々な年代のお手を使っていることで凄く印象に残ると思いました。
また、別視点の見解ですが、指輪の持ち主を限定しない感じが購入者も買いやすくなるのではないかと思いました。

続きまして、最後に宮下良介さんの作品を紹介します。

続きは、次の記事で。

JAGDA新人賞展1

今日、クラスの子何人かとJAGDA新人賞の展示会をみに、g8へ行きました。
そして、その後に行われるトークショーもみてきました。
このトークショーは受賞者3人と葛西薫さんを交えたもので凄く良い機会だったなと思います。(詳しくはまた別の記事で書きます)

今回、受賞した方々は田中良治さん白本由佳さん宮下良介さんの3人のデザイナーさんです。
そして、この3人のデザイナーさんの展示がされていたのですが、どの方も作品の色が全く違っていて観ていて楽しかったです。


1人ずつ作品を紹介していきます。

まずは、田中良治さんのこちら。
これは、相対性理論の2人から結成されたユニットのCDのジャケットだそうで、実際に車の中に2人が乗っているそうです。
田中さん曰く、「黒澤明監督的な感じ」とお話しされていました。

白元さんの紹介は次の記事で。




2015年6月17日水曜日

宇野亜喜良

今日は、アイディアワークの白い箱と一億円のプレゼンテーションがありました。
みんな、よく考えていて、自分では思い付かないたくさんの発想が聞けて楽しかったです。
私は緊張してしまい、言いたいことの3分の1ぐらいしか言えなかったように思います…。


そのアイディアワークの授業中に、私が、普段ファイリングしている、ライブのフライヤーや舞台のチラシなどを先生に見せていた時に、先生が気に留めた舞台のチラシがありました。

それが、こちら。

この、全面的に描かれた絵は宇野亜喜良さんという日本を代表するグラフィックデザイナーだということを先生に教えていただきました。

このタッチの絵はよく見かけていたのですが、デザイナーの名前は知りませんでした。
とても有名な方だそうです。

と、知らないと思い込んでいたのですが…
そういえば、と。

私、椎名林檎さんが好きなのですが、15周年を記念して発売されたカップリング集と、ライブベストのCDジャケは、宇野亜喜良さんでした。


これです。
そして、グッズデザインもしておりました。

言われてみれば、聞いたことあるかも…という気になってきました。

しかし、そんなふわふわとした認知だったので、宇野さんについて、調べたことをば。

宇野さんは、グラフィックデザイナーであり、挿絵画家でもあり、ペンなどを使って描写された人物が特徴。
寺山修司の舞台、宣伝美術全般をやっていたそうです。


女の人を描いてることが多いですね。

なんとなくですが、夢野久作の表紙の絵を描いていたりする、米倉斎加年(マサカネ)を彷彿とさせます。

米倉斉加年

これは、夢野久作のドグラ・マグラの下巻の表紙なのですが、似たような雰囲気を感じませんか?
私だけでしょうか…。

ということで、恐らくこれからも宇野さんの絵を見かけることは多いと思うので、見つけたら写真などに収めようと思います。

そして、次回ブログは、米倉斉加年さんについて書きますね。







2015年6月16日火曜日

電車の広告

学校の帰りの電車で見つけた広告を紹介します。

こちら。

魚がまるごと一匹塩焼きにされてお皿の上に乗っています。
そして、食べられようとしています。
本当にまるごとそのままお皿に乗っていて、乗り方も乗り方なので、正直美味しそうには見えません。
しかし、目は引きます。

この広告は、普通の電車広告の2枚分の大きさで1つの広告になっていて、それが2つで1セットのような広告です。
分かりにくいですよね笑。
つまり、普通サイズの電車広告が4つ連なって、4つで1つの広告ってことです。
まあ、よく見かけますよね。

なので、この魚の写真の広告だけでは一見なんの広告なのかということは分からないのですが、隣に目を向けると、なるほど、わかります。

まず、全体の4分の2の全貌がこちら。


画像が小さくて見にくいですが、左側には、温泉に入る女の人ふたり。
ここで、なんとなく、温泉地や行楽地の広告なのかなとおおよその予測がつきます。


これが、魚の右側にある広告。

「しばらく大分にいます」
女の人ふたりが着ている浴衣にキャッチコピーが書かれていて、ここで、やはり、「大分へ行こうよー」という広告だということがわかります。

全体的に、写真のみで、文字はほぼありません。

魚で釣って広告を見てもらおうという思惑。
「しばらく大分にいます」というキャッチフレーズも、ゆっくり休みに行く感覚で大人な旅行が楽しめるというものを私は感じました。

目を引く広告、探していきます。

旅行行きたい…。
温泉地に行ってゆっくりしたいですね…。




2015年6月13日土曜日

m&k

コニチハ〜。

昨日、横浜からの帰り道、電車に乗りながら半分寝てたのですが、無事家に辿り着けて良かったです。

今日は休みなので、ひたすら課題を終わらせようと思います。
目標は18時までには必ず終わらせたいです…!最近やりたいことが多すぎて、やりたいと思っていたことを忘れてしまいがちです…。

とりあえず朝ごはんモリモリ食べたのでブログ更新から今日は始めます。

前置きが長くなりましたが、今回は丸山ももこさんと鍬元良太郎さんという2人のデザイナーによるユニット「m&k」について書きます。

m&kとは、Qooの「クーちゃん」やルミネの「ルミ姉」などの作者です。
他にも、「でこぼこフレンズ」や東京スカイツリーの「ソラカラちゃん」、ビオレの「ビオレママ」の生みの親でもあります。

ルミ姉


クーちゃん

でこぼこフレンズ

ビオレママ

知らない人はいないでしょう。

私は、ルミ姉が好きで、LINEスタンプもかなり使っていたのですが、改めて調べてみて、こんなにたくさんの企業キャラをデザインしていたのかと驚きました。

御二方とも某広告代理店のデザイナーで、独立はしていないようです。(今現在は分かりません)

ちなみに、クーちゃんとルミ姉制作に関するインタビューでこのような発言があります。↓

描く道具も決まっていてね、会社にあるフツーのコピー用紙と、フツーのマジックペンとで、なぁんとなく描いてくんです。
それは他のキャラクターも一緒ですよ。』

とのこと。

凄いですね。
でも確かに、キャラクターとかってあまり考え込んで描くより、なんとなく落書きしたものが意外と良かったりしますよね。

100%オレンジ然り、デザイナーユニットって結構いるのですね。

他にも、日常的によく見るキャラクターを調べてみようと思います。







2015年6月12日金曜日

ポスター

今日、横浜某所に行ったのですが、そこで見つけたポスターを紹介します。

これです。


斬新かつ大胆さが伝わるポスターですね。

これは、ノンアルコールワインの広告ポスターなのですが、本来、禁止されている飲酒運転と、妊娠中の飲酒というあまりよろしくない2つの事例をもとに作られたポスターと伺えます。

一番強調されている文字、[飲んでます]と、いたって普通の言葉を強調しているだけなのですが、このイラストと兼ね合わせることで、ノンアルコールワインの広告の意味がつたわってきます。

こういう、シンプルな広告やポスター、私は好きです。


2015年6月9日火曜日

祖父江慎さん

祖父江慎さんとは。

人文書、小説、漫画などの書籍の装丁やデザインを幅広く手がけ、吉田戦車の漫画本をはじめとして、意図的な乱丁や斜めの裁断など、装幀の常識を覆すデザインで注目を集めるコズフィッシュ代表の方です。

コズフィッシュとは1990年より祖父江さんが代表を務める有限会社のことです。

この表紙も祖父江さん。



神のちからはこちら。

一度、トークショーに行ったことがあるのですが、とても可愛らしい方でほのぼのしました。

その、トークショーに行ったことがきっかけで、私はグラフィックデザインというものに興味を持ちました。

そして、今この学校に通っているという…。もともとデザインには興味はありましたが、そのトークショーに行ったことが主なきっかけになっています。

コズフィッシュ!!🏃🏃

もっと時間がある時にもっともっと詳しく書こうと思っております。
取り急ぎ以上!おわり!



腹立たしいほどに1週間って速過ぎませんか???





2015年6月6日土曜日

さくらももこ

私は小学生の頃からさくらももこさんが、好きです。

日曜日の18時には必ずちびまる子ちゃんを見ていました。

小学校5年生ぐらいになると、読書もぼちぼち始め、その頃にはちびまる子ちゃんの原作者であるさくらももこさんに興味を持ち始めました。

母親に、さくらももこさんが書いた小説を何冊か買ってもらい、最初はちびまる子ちゃんの小説バージョンを読み、そのうちに他の著書も読んでいきました。

そんなこんなで、今まで、ずっとさくらももこさんが好きなのですが、そんなさくらももこさんの著書の中で、一番好きなのが「神のちから」という漫画です。

内容は、ちびまる子ちゃんとは全く違う、シュールでハチャメチャな(ちびまる子ちゃんもシュールでハチャメチャですが、それをもっと強化して、ちびまる子ちゃんしか知らない人から見たら、これさくらももこ?と思う人がいる感じ)です。

そんな神のちからの装丁をしているのが、祖父江慎さんという方。

次回、祖父江さんについて書きます。




2015年6月4日木曜日

仕事展1日目

午前中はバイトをして、その後、仕事展に向かいました。

学校に着いたのは13時頃で、はじめに、グラ科のブースに行ったところ凄い人の多さで驚きました。

色んな先輩のポートフォリオを見て一人一人本当に違っていて、とても勉強になりました。

発想やアイディアの面でも刺激になりましたが、ポートフォリオを見る側の視点で、どのように工夫すれば、少しでも興味を持って見てもらえるのかという点で勉強になりました。

例えば、ポートフォリオの表紙や見た目は結構重要なのではないかと思いました。
大体が見開きで置いてありましたが、たくさんの人が見ている中で、最初に見開かれていたページに戻す人も少ないだろうし、ポートフォリオが閉じられてしまう場合もあるので、普通のファイルに閉じるのではなく、見た目に一工夫加えることで、目を通してもらえる確率は高くなるのではないかと思いました。

それから、ポートフォリオは大きいサイズのものの方が、やはり見ていて見やすさを感じました。

あとは、字の数も重要だと思いました。
たくさんの人の大量のポートフォリオが置いてある中で、一つ一つの説明文など、丁寧に読んでいる人はそんなにいないのではないかと思います。
そんな中で、文字がたくさん羅列されていても、私だったら、掲載されているものに興味を惹かれない限り、さっと目を通すぐらいでしっかりは読みません。
なので、その文字の多さ、文量というのは注意するべき点なのかなと思いました。
(ただ、このような感想を持ったのは、あくまでも、他にもたくさんのポートフォリオがあったからであって、一つ一つで見れば恐らく、このようには思わないのかなと思います。)

こうして書いてみると、なんだか今日は見る側としての観点だけで見ていたような気がします…。ひたすらに、「凄いなぁ…」と思いながら見ていました。

なので明日は、もし自分が、企業側の人間だったらという観点でまたじっくり見て回りたいと思います。
他の学科も、今日はざっとしか見ていないので、そこも、明日じっくり見て回ろうと思います。


全体的な感想として、
他の学科に比べて、グラ科が一番賑やかだったように感じました。
また、ポートフォリオを見ていると、先輩が話しかけてきて下さる率が高く、色々とお話を聞くことができて楽しかったです。

別の先輩2人から、仕事展に向けた準備は「早めに取り組んだ方がいいよ!」と言われたので、来年の参考にしたいと思います笑。



2015年6月2日火曜日

レトロな飲料ポスター

コバンハ〜。

最近は、暑くて早くも夏バテ来たって感じですね…そろそろ夏がやってきますね。という事で…

ビールが美味しい季節ですね。

…という言葉が彼方此方で聞こえてくる季節になってきました。
私は、ビールの美味しさは未だ分かりません。

ただ、ビールを飲んでいる人を見ると大人だなあと感じます。
一杯ぐらい美味しく飲めるようになりたいです。

いきなりビールの話で始めましたが、今回は昔のレトロチックなアサヒビールのポスターを見てみましょう。




全員、同じ人をイメージしているのでしょうか。みんな同じ髪型をして、顔も少し似ているような…。

アサヒビールのポスターは、大体が女性ですね。そして、やっぱり、夏といえばビール、ビールといえば季節は夏、だからなのでしょうか、3つのポスターの中の女性は皆、服装は夏仕様ですね。

広告であるからには、飲みたくなる という事が凄く重要になってくると思います。
その誘発性を持たせるのが広告の力だよな〜と改めて感じました。

いや、いいですね。レトロチックなポスターは。